E-MAIL オートレスポンダーは特定のメールアドレスへ着信したメールに対して自動応答メッセージを返信する機能を提供します。資料請求などを自動化することができます。
- インストレーション
- コンフィグレーション
1.インストレーション
E-MAIL オートレスポンダーをあなたのバーチャルサーバーへインストールするにはtelnetかsshを利用して次のような手順で行います。オートレスポンダーを利用するには最新のPerl5が必要です。Perl5をインストールしていないか古い場合は先に最新のPerl5をインストールしてください。
- /usr/local/contrib に格納されている autoresponderをコピーします。
% cp /usr/local/contrib/autoresponder ~/usr/bin
- コピーしたファイルに実行属性をセットします。
% chmod 0700 ~/usr/bin/autoresponder
- Perl5モジュール Mail-ToolsとJcode.pmをインストールします。
% cd ~
% tar xvpf /usr/local/contrib/p5-Mail-Tools-1.12.tar
% tar xvpf /usr/local/contrib/ja-p5-Jcode-0.60.tar
- 自動応答するメッセージファイルをftpなどで希望するデレクトリに転送します。ホームデレクトリ(ftpログインした最上位デレクトリ)が良いでしょう。あるいはシェル上からpicoエディタなどで編集してもかまいません。ファイル名は仮に.autoreply
としておきます。
% pico ~/.autoreply
2.コンフィグレーション
- etc/aliases ファイルに自動応答用アドレスを設定します。
たとえば、info@ドメイン名というメールアドレスを自動応答アドレスにしたい場合は次のようにします。
info: YOURNAME, "| /usr/bin/autoresponder /.autoreply"
YOURNAMEには自動応答アドレスへ送られてきたメールを受け取りたいアカウント名を設定します。メールを受け取る必要がない場合は次のようにします。
info: "| /usr/bin/autoresponder /.autoreply"
- /.autoreplyの代わりに希望のファイル名を指定することも可能です。
例えば、 /www/htdocs/japan.txtを指定する場合は次のようにします。
info: "| /usr/bin/autoresponder /www/htdocs/japan.txt"
- etc/aliasesファイルを書き換えたら設定を反映させるためにvnewaliasesコマンドを実行します。
% vnewaliases
|