wlconfig(8) FreeBSD 一般コマンドマニュアル

wlconfig

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wlconfig




解説

     wlconfig コマンドは、NCR/AT&T Wavelan 無線 LAN カードのパラメータを読んだ
     り、設定したりするのに使うことができます。カード内の不揮発性パラメータ格
     納エリア (Parameter Storage Area; PSA) はこのプログラムで書き換えることが
     できるので、DOS 用の instconf.exe は必要なくなります。また、ドライバに組
     み込まれたオプションの信号強度キャッシュを問い合わせるためにも使えます。

     ifname パラメータは wavelan インタフェース名を指定します (例えば wl0 )。
     もしほかに引数がなければ、 PSA の現在の内容が読み込まれ、表示されます。

     引数 paramvalue はパラメータの値を変更するために使われます。 param
     value の組はいくつでも指定できます。

           param            value

           irq              IRQ の値 (リセット後に有効)。 3, 4, 5, 6, 10, 11,
                            12, 15 のうちのどれか一つ。

           mac              固有の MAC の値 (イーサネットアドレス)。

           macsel           ( `mac' パラメータにより設定される) `soft' か、(工
                            場で設定される) `default' のどちらか。

           nwid             NWID はカードの無線モデムに渡される 2 バイトのパラ
                            メータです。 NWID により、同じ空間を共有して複数の
                            論理的に分割されたネットワークを運用することが可能
                            になります。異なった NWID を持ったパケットはモデム
                            により単に無視されます。ハードウェアでは、NWID は
                            不揮発性のメモリ (PSA もしくはプログラム可能な格納
                            エリア; programmable storage area と呼ばれます) に
                            長期間保存され、ドライバが初期化される際にソフト
                            ウェアにより無線モデムに渡されます。このパラメータ
                            はスタートアップ時に渡されるデフォルトの NWID を設
                            定します。

           currnwid         現在運用中の NWID を設定します (が、 PSA には保存
                            されません)。

           cache            ドライバはインタフェース毎に、送信側の MAC アドレ
                            スに対応する「信号の強度、静けさ、品質」関連の固定
                            サイズのキャッシュを維持しています。入力パケットを
                            キャッシュに格納する際に、パケット受信時にこれらの
                            値を無線モデムから取り出してチェックした上で、ドラ
                            イバ内部のキャッシュに格納します。特定の入ってくる
                            パケットを遮断するのに使うことのできる二つの
                            sysctl 値 (iponly と multicast only) が存在しま
                            す。デフォルトでは、キャッシュの仕組みはユニキャス
                            トではない IP パケットのみを格納しますが、これは
                            sysctl(8) で変更することができます。入ってくるパ
                            ケットのうち遮断されないものはキャッシュを更新する
                            ので、リモートシステムへのアンテナの信号強度をモニ

     # wlconfig wl0 nwid 0x1234

     現在の設定を表示する :

     # wlconfig wl0
     Board type            : ISA
     Base address options  : 0x300, 0x390, 0x3c0, 0x3e0
     Waitstates            : 0
     Bus mode              : ISA
     IRQ                   : 10
     Default MAC address   : 08:00:0e:20:3d:4b
     Soft MAC address      : 00:00:00:00:00:00
     Current MAC address   : Default
     Adapter compatibility : PC-AT 2.4GHz
     Threshold preset      : 1
     Call code required    : NO
     Subband               : 2425MHz
     Quality threshold     : 3
     Hardware version      : 0 (Rel1/Rel2)
     Network ID enable     : YES
     NWID                  : 0xdead
     Datalink security     : NO
     Databus width         : 16 (variable)
     Configuration state   : unconfigured
     CRC-16                : 0x3c26
     CRC status            : OK

     信号強度のキャッシュを倍率を調整して表示する :

     # wlconfig wl0 cache scale


関連項目

     wl(4), sysctl(8)


歴史

     wlconfig コマンドのこの実装は完全に新規のもので、Hilink Internet のために
     Michael Smith により書かれ、 Jim Binkley &c により更新されました。

FreeBSD 4.4                    December 26, 1996                   FreeBSD 4.4

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