sticky(8)
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FreeBSD 一般コマンドマニュアル
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sticky
sticky
別な取り扱いを示すために使われます。通常ファイルに対しては無視されます。
ファイルのモードについての説明は、 chmod(2) や、 /usr/include/sys/stat.h
ファイルを参照してください。
スティッキーディレクトリ
`スティッキービット' が設定されたディレクトリは追加専用ディレクトリ、より
正確にいえば、ファイルの削除が制限されたディレクトリになります。スティッ
キーディレクトリのファイルの削除や名称変更が可能なのは、そのディレクトリ
の書き込み権限を持つそのファイルの所有者か、そのディレクトリの所有者か、
スーパユーザだけです。この機能は、 /tmp ディレクトリの様に、公共的に書き
込み可能であるが、他人の任意のファイルを消去したり、名称変更したりさせた
くない場合には有効です。
どんなユーザもスティッキーディレクトリを作成することができます。ファイル
モードの変更についての詳細は、 chmod(1) を参照してください。
バグ
open(2) もしくは mkdir(2) のどちらも、スティッキービットが設定されたファ
イルを作成できません。
歴史
sticky コマンドは、 Version 32V AT&T UNIX から登場しました。
FreeBSD 4.4 June 5, 1993 FreeBSD 4.4