ipfstat(8) FreeBSD 一般コマンドマニュアル

ipfstat

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書式

       ipfstat [ -6aAfghIinosv ] [ -d <device> ]

       ipfstat -t [ -C ] [ -D <addrport> ] [ -P <protocol> ] [ -S
       <addrport> ] [ -T <refresh time> ] [ -d <device> ]


解説

       ipfstat コマンドはシンボル _fr_flags, _frstats, _filterin,
       _filterout を用いて /dev/kmem を調べます。このコマンドが実
       行できかつ機能しうるためには、/dev/kmem とカーネルそのもの
       を 読 める必要があります。カーネルの名前は、デフォルトでは
       /kernel とつけられています。

       ipfstat のデフォルトの動作は、カーネルがフィルタを通してパ
       ケットをやりとりする間に蓄積された統計を取り出して表示する
       ことです。


オプション

       -6     IPv6 用のフィルタリストを、使用可能であれば、表示し
              ます。

       -a      アカウンティングを行なっているフィルタリストを表示
              します。更に、それぞれのルールに対してカウントさ れ
              たバイト数を表示します。

       -A     パケット認証統計を表示します。

       -C     -t オプションと組み合わせる場合のみ、本オプションは
              有効です。 top において、"closed" の状態も表示し ま
              す。 通 常、CLOSE_WAIT のプロトコル状態になった TCP
              接続は、表示されません。本オプションを有効 に す る
              と、すべての状態のエントリが表示されます。

       -d <device>
              カーネルとのインタフェースを行なう為、/dev/ipl の代
              わりに、 device を用います。

       -D <addrport>
              -t オプションと組み合わせる場合のみ、本オプションは
              有効です。 top 形式の状態表示対象のエントリを、終点
              IP アドレスとポートが addport 引数にマッチするも の
              の み に 限 定 し ま す。  addrport  の指定は ipad-
              dress[,port] という形式です。  ipaddress   と  port
              は、 数値か文字列 "any" (それぞれ、任意の IP アドレ
              スまたは任意のポートを指定) です。 -D オプション が
              指定されない場合、-D any,any になります。

       -f      フラグメントの状態情報 (統計) と、もしも存在してい
              たら、(カーネル内に) 保存された状態情報を表示 し ま
              す。

       -g      設定済みのグループを表示します (アクティブのものと

       -o      カーネルの IP 処理の出力側に用いられるフィルタリス
              トを表示します。

       -P <protocol>
              -t オプションと組み合わせる場合のみ、本オプションは
              有効です。 top 形式の状態表示対象のエントリを、特定
              のプロトコルにマッチするもののみに限定します。引 数
              は、 プロトコル名 (/etc/protocols で定義されるもの)
              か、プロトコル番号です。本オプションを指定 し な い
              と、 す べ てのプロトコルの状態エントリが指定されま
              す。

       -s     パケット/フローの状態情報 (統計のみ)

       -sl    (カーネル内に) 保存された状態情報が存在すれば、これ
              を表示します。

       -S <addrport>
              -t オプションと組み合わせる場合のみ、本オプションは
              有効です。 top 形式の状態表示対象のエントリを、始点
              IP  アドレスとポートが addport 引数にマッチするもの
              のみに限定し ま す。  addrport   の 指 定 は  ipad-
              dress[,port]   と い う形式です。 ipaddress と port
              は、数値か文字列 "any" (それぞれ、任意の IP アド レ
              ス または任意のポートを指定) です。 -S オプションが
              指定されない場合、-S any,any になります。

       -t     状態表の表示を、top(1) がプロセス表を表示する方法で
              行 います。状態は、何種類かの方法でソート可能です。
              本オプションは、ncurses(3) が必要であり、本オプショ
              ン が 組 み込まれていることが必要です。本オプション
              は、すべてのオペレーティングシステムで使用可能と は
              限 りません。 top モードの ipfstat で使用可能なキー
              についての更なる情報は、後述します。

       -T <refreshtime>
              -t オプションと組み合わせる場合のみ、本オプションは
              有 効です。本オプションは、top 形式の状態表示の更新
              頻度を指定します。 refreshtime は、更新間隔を秒単位
              で 指定し、正整数を指定可能です。デフォルト (そして
              最小更新間隔) は 1 です。

       -v     冗長モードで起動します。より多くのデバッグ情報を 表
              示します。


概要

       ipfstat の役割は、現在のカーネルの統計を表示することです。
       この統計は、カーネルに出入りするパケットにいくつかのフィル
       タが (存在する場合には) 適切に適用される結果として集められ
       たものです。これは、コマンドラインパラメータが指定されてい
       ない時のデフォルトの動作です。

       d を使うと、表示する情報を選択します。

       l を使うと、画面を再描画します。

       q を使うと、プログラムを終了します。

       s を使うと、ソートに使用する基準を変更します。

       r を使うと、ソートに使用する基準を反転します。

       状態エントリのプロトコル番号・IP パケット数・バイト数・ 生
       存時間で、状態をソート可能です。デフォルトでは、バイト数で
       ソートします。状態は、降順でソートされますが、 r キーを 使
       用することで昇順でソート可能です。


TOP 形式の状態表示の制約

       現在のところ、始点・終点・プロトコルの各フィルタおよび更新
       間隔は、対話的に変更できません。コマンドラインから実行する
       必要があります。

       画面は最低 80 桁必要ですが、このことはチェックされません。

       ソートおよびフィルタの基準にマッチする、最初の X-5 エン ト
       リ だけが表示されます (ここで X は画面の行数です。より多く
       のエントリを見る方法はありません)。

       IPv6 サポートはありません。



関連ファイル

       /dev/kmem
       /dev/ipl
       /dev/ipstate
       /kernel


関連項目

       ipf(8)


バグ

       知られていません。



                                                       ipfstat(8)

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