mh-tailor(5) FreeBSD 一般コマンドマニュアル

mh-tailor

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mh-tailor




SYNOPSIS

       /usr/local/lib/mh/mtstailor


DESCRIPTION

       /usr/local/lib/mh/mtstailor ファイルは、メッセージ転送シス
       テムとやりとりをする MH プログラムの実行時のオプションを定
       義 し ま す。現在、これらの(ユーザー)プログラムは apcon-
       flictincmsgchkmshpostrcvdist、そして rcvpack で
       す。

       そ れぞれのオプションは一行で与えられます。空行や `#' で始
       まる行は無視されます。使用可能なオプションとそのデフォルト
       の値、及びそれらの意味の説明を以下に述べます。

       localname:
            MH がローカルと考えるホスト名です。もし設定されてない
            場合は、UNIX のバージョンにも依りますが、 MH はシステ
            ム にその値を尋ねます (例えば <whoami.h>、gethostname
            など)。これは MH 構築時の config ファイルに書かれるも
            の と は異なります。 POP クライアントでは、これを POP
            サーバーの名前にした方がいいでしょう。

       localdomain:
            もし設定されている場合は、`.' の後にこの文字列をつ け
            た ものをホスト名に付け足します。これはシステムが返す
            ホスト名 (例えば <whoami.h>、gethostname  な ど)   が
            "fully qualified domain name" (FQDN) でない場合 (すな
            わち `.' を含まない場合)に便利かもしれません。シス テ
            ムが FQDN を返す場合は必要ありません。

       clientname:
            MH  がメールを送信する時、 SMTP HELO (そして EHLO) コ
            マンドを発行する時に送信するホスト名です。もし設定 さ
            れてない場合は、MH がローカルと考えるホスト名 (上述の
            "localname" 参照)が使われます。もし空に設定して い る
            と、HELO   コマンドは発行しません。 RFC-821 では HELO
            コマンドは必須とされてますが、要求しない SMTP サー バ
            ーも少なくはありません。

            SendMail の初期バージョンでは HELO コマンドでローカル
            ホストの名前を名乗るとエラーになるものがありまし た。
            逆 に、最近の SendMail では HELO コマンドを発行しない
            とエラーになります。もし SendMail が走ってるのな ら、
            そ のシステムが何を要求するかを考えて、必要ならこれを
            設定して下さい。

       systemname:
            UUCP "domain" でのローカルホストの名前です。もし設 定
            さ れてない場合は、UNIX のバージョンに依りますが、 MH
            はシステムにその値を尋ねます。これは MH 構築時の con-
            fig ファイルに書かれるものとは異なります。
            メ ールドロップでの一つのメッセージの始まりを示す区切
            り

       mmdelim2: \001\001\001\001\n
            メールドロップでの一つのメッセージの終わりを示す区 切
            り

       mmailid: 0
            ゼ ロでない場合に、/etc/passwd の MMailids をサポート
            します。基本的にはパスワード・ファイルの pw_gecos  欄
            が

                 My Full Name <mailid>

            という形式になってる場合に、 MH では、"mailid" と "My
            Full Name" をそれぞれユーザー名とフルネームと考 え ま
            す。 ログイン名とメールアカウント名が異なる場合に便利
            です。

       lockstyle: 0
            ファイル・ロックのルールを決めます。 "0" の時は可能な
            ら、 カーネルレベルのロックをします。カーネルレベルの
            ロックを設定せずにコンパイルされている場合は、標準 の
            BellMail   ロッ ク をします。 "1" の時は常に BellMail
            ロックをします (ロックの名前はロックされるファイル 名
            に 基づきます)。 "2" の時は常に MMDF ロックをします (
            ロックの名前はデバイスと i-ノードの組です)。

       lockldir:
            ロックを作るディレクトリの名前です。もしカーネルレ ベ
            ル のロックをしない場合はこのディレクトリにロックが作
            られます。もし値が空なら、ロックされるファイルのあ る
            ディレクトリが使われます。

       maildelivery: /usr/local/lib/mh/maildelivery
            システム全体としてのデフォルトの .maildelivery ファイ
            ルの名前です。詳細は mhook (1) を参照して下さい。

       everyone: 200
            "everyone" でメールを受けとらない最大のユーザー番号で
            す。

       noshell:
            も し設定している場合は、ユーザー番号が "everyone" よ
            り大きなユーザーでも、そのログインシェルがここで与 え
            ら れ た 値  (例えば "/bin/csh") と同じである場合は、
            "everyone" へのメールは送られません。これは管理用  ID
            やゲスト ID などを扱うのに便利です。

   B>メB>ーB>ルB>・B>フB>ィB>ルB>タB>ー
       これらのオプションは MH を "options MF" を付けてコンパイル
       している時にだけ使えます。
            るものとは異なります。

       umincproc: /usr/local/lib/mh/uminc
            UUCP 形式のメールドロップを MMDF 形式のメールドロップ
            に変換するプログラムのパスです。

   B>スB>タB>ンB>ドB>アB>ロB>ーB>ンB>配B>送
       こ れ ら のオプションは MH をスタンドアローン配送(すなわち
       "mts: mh")を使用するように設定してコンパイルしている時にだ
       け使えます。

       mailqdir: /usr/spool/netmail
            ネッ トワーク・メールのキューがためられるディレクトリ
            です。

       tmailqdir: /usr/tmp
            ネットワーク・メールのキュー・ファイルが作られる ディ
            レクトリです。

       syscpy: 1
            も しゼロでないなら、権限のないメールは監督者にコピー
            されます。

       overseer: root
            権限のないメールを受けとるユーザー(監督者)です。

       mailer: root
            メール・システムに働きかけるユーザーです。

       fromtmp: /tmp/rml.f.XXXXXX
            行から格納するための mktemp のテンプレートです。

       msgtmp: /tmp/rml.m.XXXXXX
            残りのメッセージを格納するための mktemp のテンプレ ー
            トです。

       errtmp: /tmp/rml.e.XXXXXX
            他 の メ ーラーからのエラーメッセージを格納するための
            mktemp のテンプレートです。

       tmpmode: 0600
            一時ファイルの8進数のモードです。

       okhosts: /usr/local/lib/mh/Rmail.OKHosts
            メールを送れるホストのリストが書かれているファイル で
            す。

       okdests: /usr/local/lib/mh/RMail.OKDests
            常 にメールを受けとる事が出来るホストのリストが書かれ
            ているファイルです。

   SMTP B>配B>送B>シB>スB>テB>ム
       servers: localhost \01localnet
            メールを送信時に、SMTP サーバーを探す際に参照されるホ
            ストとネットワークのリストです。メッセージ転送シス テ
            ム が走っていないホストではこれが重要です。 "servers"
            の値は一つかそれ以上なければなりません。それぞれの 項
            目 はホストまたはネットワークの名前です (後者の場合、
            ネットワーク名の頭に \01 を付けます)。このリストは メ
            ー ルを送信するため SMTP サーバーを探す時に検索されま
            す。もしホストがあれば、そのホストの SMTP ポートが 試
            さ れます。もしネットワークがあれば、そのネットワーク
            のそれぞれのホストの SMTP ポートが試されま す。 も し
            BIND オプション付きで動かしている場合は、ネットワーク
            の指定は全て無視されます

   SendMail
       これらのオプションは MHSendMail を使うように( す な わ
       ち、"mts: sendmail") コンパイルしている時にだけ使えます。

       sendmail: /usr/lib/sendmail
            sendmail プログラムのパス名です。

   Post Office Protocol
       こ れ ら の オ プ ショ ン は MH を POP を使うように(すなわ
       ち、"pop: on") コンパイルしている時にだけ使えます。

       pophost:
            デフォルトの POP サーバーホストです。もしこれが設定さ
            れ てなければ、 MH は届いたメールを探すのに、標準のメ
            ールドロップ領域を見ます。設定されていれば、POP サ ー
            バーを見に行きます。

       rpop:
            POP  接続の際に使うプロトコルのデフォルトを決めます。
            値が 1 の時は RPOP、 -1 の時は APOP、0 の時は通 常 の
            POP   を 意味します。POP 接続をしない時は関係ありませ
            ん。

   BBoards B>配B>送
       これらのオプションは MH を "bbdelivery: on" でコンパイルし
       ている時にだけ使えます。

       bbdomain:
            ローカルの BBoards ドメインです (UCI hack)。

   BBoards & POP
       こ れ らのオプションは MH を "bboards: pop" かつ "pop: on"
       でコンパイルしている時にだけ使えます。

       popbbhost:
            電子掲示板サーバーとしても動いている POP サーバーホス
            ト です。この変数は、POP 電子掲示板クライアントのホス
            トでは設定すべきです。

   BBoards & NNTP
       これらのオプションは MH を "bboards: nntp" かつ  "pop: on"
       ま た は "options NNTP" でコンパイルしている時にだけ使えま
       す。

       nntphost:
            NNTP サーバーホストです。この変数は、NNTP クライア ン
            トでは設定すべきです。

   B>フB>ァB>イB>ルB>・B>ロB>ッB>ク
       以下は、ロックに関する簡単な説明です。 MH はファイルをロッ
       クするために、柔軟なロック・システムを持っています。注意す
       べき mtstailor の変数は "lockstyle" と "lockldir" です。最
       初のはロック方法を制御し、二つめのはどこにロック・ファイル
       を作るかを指定します。

       "lockstyle" 変数は三つの値 0、1、2 を取り得ます。 0 の値は
       カーネルレベルのロックを持っているシステムで有用です。もし
       シ ステムが BSD42 なら、MHflock システムコールを持って
       るだろうと想定します。他のシステムでは、カーネルレベ ル の
       ロッ ク を す る に は、  flock システムコールを使いたけれ
       ば、FLOCK を定義し、 lockf システムコールを 使 い た け れ
       ば、LOCKF を定義し、または、fcntl システムコールを使いたけ
       れば、FCNTL を定義します。もし MH をカーネルレベルのロック
       を 使 わ な い としてコンパイルした場合は、 lockstyle の 0
       は、lockstyle の 1 と同様に扱われます。

       1 または 2 の値を指定すると、ロックの際にはファイルが作 ら
       れ、それが存在していればロックされている、存在しない場合は
       ロックされていないと見なされます。値が 1 の時は、ロック さ
       れ るファイル名に後ろに ".lock" を付けたものをロック・ファ
       イルの名前とします。値が 2 の時は、そのファイルのデバイ ス
       と  i- ノ ー ド 番号をロック・ファイルの名前とします。もし
       "lockldir" 変数が指定されてなかったら、ロック・ファイル は
       ロックされるファイルが存在するディレクトリに作られます。指
       定されてる場合は、ロックファイルは "lockldir" の中に作られ
       ます。

       MH   を インストールする前に、あなたのサイトではどのように
       ロックしているかを調べ、そして適切な値をセットして下さい。


FILES

       /usr/local/lib/mh/mtstailor         テイラー・ファイル


PROFILE COMPONENTS

       無し。


SEE ALSO

       mh-gen(8), mh-mts(8)


DEFAULTS



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