groff_font(5) FreeBSD 一般コマンドマニュアル

groff_font

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groff_font




解説

       groff のフォントの書式は ditroff のフォントの書式に対 し、
       ほ ぼスーパセットになっています。 ditroff のフォントの書式
       とは異なり、関連したバイナリ書式はありません。 name という
       デ バイス用のフォントファイルは devname というディレクトリ
       に納められます。ファイルには 2 つの種類があります: それ は
       DESC と呼ばれるデバイス記述ファイルと、各フォント F ごとに
       存在する F と呼ばれるフォントファイルです。これらはテキ ス
       トファイルであり、関連したバイナリ書式のファイルはありませ
       ん。

   DESC B>フB>ァB>イB>ルB>のB>書B>式
       DESC ファイルは以下の形式の行を含むことができます:

       res n  1 インチあたりのマシン単位は n です。

       hor n  水平解像度は n マシン単位です。

       vert n 垂直解像度は n マシン単位です。

       sizescale n
              ポイント数への倍率を指定します。デフォルトの値は  1
              です。1 スケールドポイントは、1 ポイント/n と等しく
              なります。 unitwidth コマンドと sizes コマンドへ の
              引数はスケールドポイントで指定されます。

       unitwidth n
              ポイントサイズが n スケールドポイントのフォントに対
              して、フォントファイル毎の数量をマシン単位で与え ま
              す。

       prepro program
              program をプリプロセッサとして呼び出します。

       postpro program
              program をポストプロセッサとして使用します。

       tcommand
              ポ ストプロセッサが tu の出力コマンドを扱えるこ
              とを表します。

       sizes s1 s2...sn 0
              デバイスが s1, s2,...sn スケールドポイントのフォ ン
              トを持つことを表します。大きさのリストは 0 で終らな
              ければなりません。各 si は大きさの範囲 m-n でも指定
              できます。リストは複数行にわたることも可能です。

       styles S1 S2...Sm
              先 頭 m 個のフォント位置が、スタイル S1...Sm に関連
              づけられます。


       pass_filenames
              troff がドライバに対して、処理すべきソースファイ ル
              名 を 伝 え る リクエストです。これは、次に示す別の
              tcommand にて実現されます: F filenamecharset
              この行とファイル内の以下に続く行はすべて無視され ま
              す。これは下位互換性のために許されています。

       print program
              program  を、印刷用のスプーラプログラムとして使用し
              ます。これが存在しない場合、 -l-Lgroff オプ
              ションが無視されます。

       res,  unitwidth, fonts, sizes の行は必須です。他のコマンド
       は troff には無視されますが、デバイスに関する任意の情報 を
       DESC  ファイルに入れておくためにポストプロセッサにより使わ
       れるかもしれません。

       次に示すのは廃れたキーワードであり、 groff が認識するも の
       の完全に無視するもののリストです: spare1, spare2, biggest-
       font 。

   B>フB>ォB>ンB>トB>フB>ァB>イB>ルB>のB>書B>式
       フォントファイルには 2 つのセクションがあります。最初の セ
       ク ショ ンは空白で区切られた単語が並んだ一連の行からなりま
       す。行の最初の単語はキーで、以降の単語はそのキーに対する値
       となります。

       name F フォントの名前は F です。

       spacewidth n
              空白の通常の幅は n です。

       slant n
              フォントの文字が n 度傾斜していることを表します (正
              の値は進行方向を意味します)。

       ligatures lig1 lig2...lign [0]
              文字 lig1, lig2,...,lign は合字 (リ ガ チャ;  liga-
              ture)  です。合字には ff, fi, fl, ffi, ffl が使用可
              能です。下位互換性のために、合字のリストは 0 で終っ
              て もかまいません。合字のリストは複数行にわたっては
              いけません。

       special
              フォントは スペシャルです。これは現在のフォントに存
              在 しない文字が要求された場合、マウントされた全ての
              スペシャルフォントが検索されることを示しています。

       他のコマンドは troff には無視されますが、フォントに関す る
       えます。行は空白かタブにより区切られたいくつかのフィールド
       から成ります。書式は

              name metrics type code [entity_name] [-- comment]

       で、 name は文字を識別します: name が単一の文字 c ならば、
       そ れ は groff の入力文字 c を表します。 \c という形式で c
       が単一の文字なら、groff の入力文字 \c を表します。それ以外
       は groff の入力文字 \[name] を表します (2 文字の xx だとす
       ると、 \(xx として入力されます)。 groff は 8 ビット文字 に
       対 応していますが、いくつかのユーティリティでは 8 ビット文
       字を扱うのが困難です。このような理由から、文字コード が  n
       で ある単一の文字と等価な charn という表記法が存在します。
       例えば、 char163 は ISO Latin-1 で英国ポンド記号を表す文字
       コード 163 の文字と等価です。 --- という name は特別で、そ
       の文字に名前が無いことを示します。そのような文字 は  troff
       中でエスケープシーケンス \N によってのみ使われます。

       type フィールドは文字の種類を示します:

       1       は  descender (ベースラインより下にはみ出した部分)
              を持つ文字であることを表します。例えば p があてはま
              ります。

       2      は ascender (x の高さより上に出る部分) を持つ文字で
              あることを表します。例えば b があてはまります。

       3      は ascender と descender の両方を持つ文字であること
              を表します。例えば ( があてはまります。

       code  フィールドはポストプロセッサが文字を印字するために使
       うコードを示します。 \N というエスケープシーケンスを用いた
       このコードを使って、groff に文字を入力することもできます。
       code はどんな整数でもかまいません。 0 から始まると、8 進数
       と し て扱われ、 0x0X で始まると 16 進数として扱われま
       す。

       entity_name フィールドは、グリフを識別する ASCII 文字列 を
       与えます。このグリフは、後処理を行うプログラムが文字の印刷
       に使用します。このフィールドは省略可能であり、 html ドライ
       バが文字集合をエンコード可能とするために導入されました。例
       えば、文字 `\[Po]' は、html 4.0 では `£' と表現さ れ
       ます。

       行 の code フィールド以降と、`--' の後ろは、すべて無視され
       ます。

       metrics フィールドの形式はこのようになります:

              width[,height[,depth[,italic_correc-
              tion[,left_italic_correc-
              tion[,subscript_correction]]]]]

       が続く時に、文字の後に加えられる空白の量を指定します。サブ
       フィールド left_italic_correction では直前にローマンフォン
       トの文字がある時に、文字の前に加えられる空白の量を指定しま
       す。サブフィールド subscript_correction で は 添 字  (sub-
       script) を加える際に文字の後に加えられる空白の量を指定しま
       す。これはイタリック補正 (上記の italic_correction) よりは
       少なくなければなりません。

       charset セクション内では、以下のような書式の行も可能です

              name "

       これは name が前の行で言及した文字の別名であることを表しま
       す。

       kernpairs セクションは kernpairs という単語から始 ま り ま
       す。このセクションは以下のような書式の行からなります:

              c1 c2 n

       文字 c1 が文字 c2 の次に現れる時には、それらの間の空白に n
       を加えることを意味します。 kernpairs セクションのほとん ど
       のエントリは n に負の値を持つことになります。


関連ファイル

       /usr/share/groff_font/devname/DESC
              デバイス name 用のデバイス記述ファイル

       /usr/share/groff_font/devname/F
              デバイス name のフォント F 用のフォントファイル


関連項目

       groff_out(5), troff(1).



Groff Version 1.17.2      6 August 2001             GROFF_FONT(5)

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