cvs(5) FreeBSD 一般コマンドマニュアル

cvs

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書式

       $CVSROOT/CVSROOT/commitinfo,v

       $CVSROOT/CVSROOT/cvsignore,v

       $CVSROOT/CVSROOT/cvswrappers,v

       $CVSROOT/CVSROOT/editinfo,v

       $CVSROOT/CVSROOT/history

       $CVSROOT/CVSROOT/loginfo,v

       $CVSROOT/CVSROOT/modules,v

       $CVSROOT/CVSROOT/rcsinfo,v

       $CVSROOT/CVSROOT/taginfo,v


解説

       cvs は、ソースディレクトリの階層的な集合を管理するシステム
       です。 cvs を使う際のコマンドと手続きは cvs(1) に記述さ れ
       ています。

       cvs   は、リビジョン管理されたファイルのマスタコピーを含む
       ディレクトリであるソースリポジトリ を管理し、ここから開 発
       者の個人的な 作業ディレクトリ へ特定のリビジョンのファイル
       をコピーしたり、作業ディレクトリから修正を採り入れたりしま
       す。ファイルの構成という点から見ると、各ソースリポジトリは
       $CVSROOT の直下のサブディレクトリになります。

       ここで示すファイルは補助的なファイルであり、 cvs を利用 す
       る にあたって必須ではありませんが、 cvs をより柔軟に操作で
       きるようになります。

       cvs により管理されているソースの集合に分かり易い名前をつけ
       る ために、`modules' を利用できます。 `modules' が存在しな
       ければ、開発者は cvs コマンドでファイルを操作する際に完 全
       なパス名 (絶対パスもしくは $CVSROOT からの相対パス) を指定
       しなければなりません。

       `cvs commit' が実行される際に常に実行されるプログラムを 定
       義 するために、`commitinfo' ファイルを利用できます。これら
       のプログラムは、修正、追加、削除されたファイルが本当 に コ
       ミットされる準備ができているかどうかをチェックする「コミッ
       ト前の」チェックとして用いられます。このチェックを、ソース
       リポジトリの一部 (もしくは全体) から特定の人やグループを除
       外するために利用している人もいます。また、変更されたファイ
       ルがそのサイトのコーディング規約に沿っているかどうかを確か
       めるためにも利用されるでしょう。

       ファイルがリポジトリにチェックインされる時や、リポジトリか

       tag 操作や rtag 操作の後で実行されるプログラムを定義するた
       め に、 `taginfo' ファイルを利用できます。これらのプログラ
       ムは、新しいタグ名とそのタグを作成したプログラマ名の 一 覧
       ファイルにメッセージを追加したり、開発者のグループにメール
       を送ったり、特定のニュースグループにメッセージを投稿したり
       するために使われます。

       ロ グメッセージの書式を定義するために、 `rcsinfo' ファイル
       を利用できます。

       `cvs commit' のログエントリを編集・確認する際に実行する プ
       ログラムを定義するために、 `editinfo' ファイルを利用できま
       す。これは `rcsinfo' の書式指定と共に用いると非常に便利 で
       あり、変更をコミットするユーザが、書式の適切な欄を埋めてい
       ることをチェックすることができます。

       update の時に無視するデフォルトのファイル一覧を指定する た
       めに、 `cvsignore' ファイルを利用できます。

       リ ポ ジ トリに影響を及ぼす cvs コマンドを記録するために、
       `history' ファイルを利用できます。このファイルを作成すると
       ヒストリが記録されるようになります。


関連ファイル

       modules
              `modules'  ファイルは、あなたがソースコードの集合に
              付けた名前を記録します。 cvs を使って、正しい書式で
              ファ イルを `$CVSROOT/CVSROOT/modules,v' にチェック
              インすると、 cvs はこれらの定義を利用するようになり
              ます。

              `modules'  ファイルは、モジュール定義以外にも、空行
              やコメント (`#' から始まる行) を含むことが で き ま
              す。 長 い 行 は、 行の最後の文字にバックスラッシュ
              (``\'') を置くことで次の行に続けることができます。

              モジュール定義 は `modules' ファイルの単一行で、  2
              つの書式があります。どちらにおいても mname はモジュ
              ール名を表し、行の残りはその定義になります。

              mname -a aliases...
              これはモジュール mname を定義する最も簡単な方 法 で
              す。 `-a' はこの定義が単なる別名 (alias) であること
              を示します。 cvs は (コマンドの引数として) mname が
              使われると、代わりに aliases の名前のリストが指定さ
              れたものとして扱います。 aliases には、他のモジュー
              ル名もしくはパスを指定します。 aliases にパスを指定
              すると、 cvs の引数に明示的にパスが指定した場合と同
              様、  `cvs checkout' は作業ディレクトリへの全ての中
              間ディレクトリを作成します。

              きます。 modules にあるサンプル定義は、あるディレク
              ト リの単一のファイルから定義されるモジュールの例と
              なっています。ここでは別の例を示します:

              m4test  unsupported/gnu/m4 foreach.m4 forloop.m4

              この定義では、`cvs checkout m4test' を実行する と、
              単 一 階 層の作業ディレクトリ `m4test' が作成され、
              cvs ソースリポジトリ内の深い階層のディレクトリに あ
              る、指定された 2 つのファイルが置かれます。

              モジュール定義中に `&module' と書くことによって、他
              のモジュールを参照することができます。 checkout  時
              に は、作業ディレクトリ内に各 module 毎のディレクト
              リが作成されます。
              cvs 1.3 の新機能; モジュール定義ファイルを古いバ ー
              ジョンの cvs と共有する場合は、この機能は使わないで
              ください。

              そして、モジュール定義に以下の options を加えること
              ができます:

              `-d name', モジュール名ではなく、他の名前を作業ディ
              レクトリの名前として用います。
              cvs 1.3 の新機能; モジュール定義ファイルを古いバ ー
              ジョンの cvs と共有する場合は、この機能は使わないで
              ください。

              `-i prog' を用いると、モジュール内のファイ ル が コ
              ミッ トされたときに実行されるプログラム prog を指定
              できます。 prog は、ソースリポジトリ内の影響を受 け
              る ディレクトリへのフルパスを単一引数として受け取り
              ます。B>コB>ミB>ッB>ト 時にプログラムを実行するため に は、
              `commitinfo',  `loginfo', `editinfo' ファイルを使う
              方法もあります。

              `-o prog' を用いると、モジュール内 の ファ イ ル が
              チェックアウトされたときに実行されるプログラム prog
              を指定できます。 prog は、モジュール名を単一引数 と
              して受け取ります。

              `-e  prog' を用いると、モジュール内のファイルがエク
              スポート (export) されたときに実行されるプログラ ム
              prog を指定できます。 prog は、モジュール名を単一引
              数として受け取ります。

              `-t prog' を用いると、モジュール内のファイルにタ グ
              が 付けられたときに実行されるプログラム prog を指定
              できます。 prog は、モジュール名と rtag で指定さ れ
              たシンボリックタグの 2 つを引数として受け取ります。

              `-u prog' を用いると、チェックアウトされたモジュ ー
              の空白も無視されます。

              `loginfo' では、行の残りは実行されるコマンド行の テ
              ン プレートとなります。テンプレートはプログラム名だ
              けでなく、好きなだけ引数を付けることもできます。 引
              数リストのどこかに `%s' を指定すると、 cvs はその場
              所に B>コB>ミB>ッB>ト により影響を受けるファイルリストを 列
              挙 します。リストの最初のエントリは、ソースリポジト
              リ内の変更が行われる位置への相対パスです。リスト の
              残 りは、この B>コB>ミB>ッB>ト により修正・追加・削除される
              ファイルとなります。

              `taginfo' では、行の残りは実行されるコマンド行の テ
              ン プレートとなります。コマンドに渡される引数は、順
              番に タグ名、 操作 (すなわち、 add は  `tag'   を、
              mov は `tag -F' を、 del は `tag -d` をそれぞれ意味
              します)、 リポジトリとなり、残りは全て B>フB>ァB>イB>ルB>名と
              B>リB>ビB>ジB>ョB>ンの組となります。フィルタプログラムが 0 以
              外を返して終了すると、タグ処理は中断されます。

              `commitinfo' では、行の残りは実行されるコマンド行の
              テ ンプレートとなります。テンプレートはプログラム名
              だけでなく、好きなだけ引数を付けることもできま す。
              テ ンプレートには現在のソースリポジトリへのフルパス
              が付け加えられ、コミットにより (追加・削除・修正 な
              ど)  影響をおよぼされるファイルのファイル名が続きま
              す。

              `rcsinfo' では、行の残りはログメッセージ用のテン プ
              レートへ読み込まれるファイルへのフルパスです。

              `editinfo' では、行の残りは実行されるコマンド行のテ
              ンプレートとなります。テンプレートはプログラム名 だ
              け でなく、好きなだけ引数を付けることもできます。現
              在のログメッセージ用テンプレートファイルへのフル パ
              スが最後に追加されます。

              正規表現の代わりに、以下の 2 つのうちどちらかの特殊
              文字列を使うことができます: `ALL' では常に実行さ れ
              るコマンド行テンプレートを指定し、 `DEFAULT' ではど
              の正規表現にもマッチしなかったときに用いられるコ マ
              ンド行テンプレートを指定します。

              `commitinfo' ファイルには、他の B>コB>ミB>ッB>ト 操作が行わ
              れる 前に 実行されるコマンドを指定し、B>コB>ミB>ッB>ト が行
              わ れる前に満たすべき状況をチェックするために利用で
              きます。B>コB>ミB>ッB>ト 操作の残りは、このファイルで指定さ
              れたコマンド全てが終了ステータス 0 で終了したときに
              のみ続行されます。

              `rcsinfo' ファイルにより、B>コB>ミB>ッB>ト のログ作成の際の
              ログ用テンプレート を指定できます。このテンプレート
              行されるコマンドを指定できます。コミットログメッ セ
              ー ジとして指定されたテキストはコマンドにパイプされ
              ます: よくある用法としては、メールを送る、ニュー ス
              グ ループの記事とする、中央ファイルに追加書き込みす
              るというものがあります。

       cvsignore, .cvsignore
              `cvs update' 中に無視されるデフォルトのファイル (も
              しくは sh(1) のファイル名パターン) のリストです。ま
              ず最初に、cvs はコンパイル時に組み込まれたデフォ ル
              ト の ファ イ ル 名パターンのリストを読み込みます (
              cvs(1) を参照)。その 後、$CVSROOT/CVSROOT/cvsignore
              ファ イルが存在すれば、その中のリポジトリ毎のリスト
              を読み込みます。そして、`$HOME/.cvsignore' にあるユ
              ー ザ毎のリストを読み込みます。最後に、cvs はディレ
              クトリを辿る時にディレクトリ中に `.cvsignore'  ファ
              イ ルがあれば、それを読み込みます。これらのディレク
              トリ毎のファイルは、それを含むディレクトリにのみ 有
              効で、サブディレクトリには作用しません。

       history
              ヒ ストリを記録するには $CVSROOT/CVSROOT にこのファ
              イルを作成します (詳細は `cvs history' の記述 を 参
              照)。


関連項目

       cvs(1),


COPYING

       Copyright  (C)  1992  Cygnus  Support, Brian Berliner, and
       Jeff Polk

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       glish.



                         12 February 1992                  cvs(5)

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