scan(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル

scan

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SYNOPSIS

       scan      [+folder]     [msgs]     [-clear]     [-noclear]
            [-form formatfile]     [-format string]     [-header]
            [-noheader]  [-width columns] [-reverse] [-noreverse]
            [-file filename] [-help]


DESCRIPTION

       scan は、指定のメッセージに関して一メッセージ一行の一覧 を
       作 り ま す。 そ れぞれの行はメッセージ番号、日付、"From:"
       行、"Subject" 行、そして、余裕があればメッセージ・ボディの
       一部を含んでいます。例えば、次の通りです。

            15+  07/05  Dcrocker  nned  Last week I asked some of
            16 - 07/05  dcrocker  message id format  I recommend
            18   07/06  Obrien    Re: Exit status from mkdir
            19   07/07* Obrien    "scan" listing format in MH

       メッ セージ 15 の `+' はこのメッセージがカレント・メッセー
       ジである事を表わします。メッセージ 16 の `-' はこのメッ セ
       ージに "Replied:" 行がある (`-annotate' オプションを付けた
       repl コマンドで付けられます)、つまり、このメッセージに返事
       を 書いた事を表わします。メッセージ 19 の `*' はこのメッセ
       ージに "Date:" 行がない事を表わします (代わりにこのメッ セ
       ージの最終更新日が表示されます)。

       も し、一覧の各行に Subject 以降にも充分な余地がある場合、
       頭に << をつけてメッセージ・ボディのテキストで埋めら れ ま
       す。また、ボディが充分に短い場合は >> を付けて終わります。
       scan は指定のメッセージのそれぞれを実際に読み、希望の行 を
       引き出すためにそれを解析します。もし、メッセージの形式に間
       違いがあれば、解析中に適切なエラー・メッセージが表示されま
       す。

       `-header' オプションを付けると、一覧リストを表示する前に見
       出し行を表示します。現在は、フォルダ名と現在日時が表示され
       ます (さらなる情報は HISTORY 節を見て下さい)。

       もし、`-clear' オプションが指定され、scan の出力先が端末の
       場合、 scan は終了の前に画面をクリアする方法を見つけるため
       に、 端 末のタイプを決めようと、環境変数 $TERM$TERMCAP
       を参照します。もし、`-clear' オプションが指定され、scan の
       出力先が端末でない場合 (例えば、パイプやファイル)、scan は
       終了前に改ページ文字を送ります。

       例えば、次のコマンドは

            (scan -clear -header; show all -show pr -f) | lpr

       カレント・フォルダのスキャンリストを作り、改ページに 続 い
       て、 フォルダ内の全てのメッセージを1ページずつ整形して出力
       します。 `-show pr -f' を省略すると、メッセージ は 繋 がっ
       て、一行の見出しと二行の空行で区切られます。

       もしメッセージに Date: ヘッダー行がなかった場合、{date} を
       扱うファンクション・エスケープはそのファイル自身の最終更新
       日を返します。これは、特にドラフト・フォルダをスキャンする
       のに手頃です。ドラフトは通常、Date: 行を持つ事を許されてな
       いからです。

       scan は表示を始める前に MH コンテクストを更新します。 従っ
       て、長い scan リストを途中で止めた場合も、既に新しいコンテ
       クストが保存されています。 MH 潔癖症の人はこの仕様を嫌って
       いるでしょう。


FILES

       $HOME/.mh_profile                   ユーザーのプロファイル


PROFILE COMPONENTS

       Path:                ユーザーの MH ディレクトリを決める
       Alternate-Mailboxes: ユーザーのメールボックスを決める
       Current-Folder:      デフォルトのカレント・フォルダを示す


SEE ALSO

       inc(1), pick(1), show(1), mh-format(5)


DEFAULTS

       `+folder'            デフォルトはカレント・フォルダ
       `msgs'               デフォルトは all
       `-format'            デフォルトは上述のような形式
       `-noheader'
       `-width'             デフォルトは端末の幅


CONTEXT

       もし、フォルダが指定されれば、それがカレント・フォルダにな
       ります。


HISTORY

       以前、フォーマット文字列方式を使用するように な る 前 は、
       `-header' で、それぞれの項が何を表わしているのかの見出しを
       表示していました。フォーマット文字列方式を使用するよ う に
       なってからは、これをやめました。


BUGS

       `-format'  に対する引数は、scan を呼び出すシェルにとって一
       語として解釈される形でなければなりません。従って、通常、こ
       のオプションに対する引数はダブル・クォートで囲まれなければ
       なりません。
       それぞれのコンポーネント・エスケープには、対応するコンポー
       ネント名を持った最初に現れるメッセージ・ヘッダの内容が設定
       されます。同じコンポーネント名を持ったそれ以降のヘッダーは
       無視されます。

       `-reverse' オプションをつけると、scan はメッセージを逆順に
       表示します。これはバグと考えるべきでしょう。

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