mhn(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル

mhn

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mhn



SYNOPSIS

       mhn [[+folder] [msgs] | [-file file]]
            [-part number]... [-type content]...
            [-list [-headers] [-noheaders]
                   [-realsize] [-norealsize]] [-nolist]
            [-show [-serialonly] [-noserialonly]
                   [-form formfile] [-pause] [-nopause]]
            [-noshow]
            [-store [-auto] [-noauto]] [-nostore]
            [-cache] [-nocache] [-rcache policy] [-wcache policy]
            [-check] [-nocheck]
            [-ebcdicsafe] [-noebcdicsafe]
            [-rfc934mode] [-norfc934mode]
            [-verbose] [-noverbose]
            [-junet] [-nojunet]
            [-8bit] [-no8bit]
            [-help]


DESCRIPTION

       mhn   コマンドは RFC-2045 で規定されているマルチメディア・
       メッセージを扱います。

       次の4つのオプションが mhn の行動を規定 し ま す。 す な わ
       ち、`-list'、`-show'、`-store'、そして `-cache' です。これ
       らのオプションは全て、いくつかを同時に指定する事も出 来 ま
       す。通常、これらのオプションは指定のメッセージの全てのコン
       テンツ(内容)を操作するものです。しかし、`-part' や `-type'
       オ プションを使うと、操作を行なうコンテンツを(マルチパート
       の)特定のサブパートや、特定のタイプのものに限定する事が 出
       来ます。

       パ ー ト指定はピリオドで分割された数字の列で成り立っていま
       す。例えば、 3つのパートから成るマルチパートに於いては、こ
       れ ら は そ れぞれ 1、2、そして 3 という名前になります。も
       し、2番目のパートがさらに、 2つのパートからなるマルチパ ー
       ト・コンテンツであった場合、これらはそれぞれ 2.1 と 2.2 と
       いう名前になります。 `-part' オプションはマルチパートを 含
       むメッセージにのみ効果がある事に注意して下さい。もし、メッ
       セージが他の種類のコンテンツであったり、指定したパート自身
       が マルチパート・コンテンツであった場合には、 `-part' オプ
       ションは操作対象のコンテンツの限定をしません。

       コンテンツ指定はコンテンツのタイプとサブタイプから成り立っ
       て い ま す。 標 準 的 な コンテンツのタイプとサブタイプは








            message      rfc822, partial, external-body
            application  octet-stream, postscript
            image        jpeg, gif, x-pbm, x-pgm, x-ppm, x-xwd
            audio        basic
            video        mpeg


       `-type' オプションでコンテンツを指定する際に、サブタイプを
       問わない場合は、例えば、"audio" という風にタイプの名前だけ
       を 使 い ま す。 特 定のサブタイプを指定したい場合は、例え
       ば、"audio/basic" という風に二つの間をスラッシュで区切って
       指 定します。 `-type' オプションで与えられた値に関わらず、
       マルチパート・コンテンツ (どのサブタイプでも)は常に扱わ れ
       る 点 に 注意して下さい。さらに、`-type' オプションで mes-
       sage/external-body コンテンツの指定を行なう場合は、`-type'
       オ プ ショ ン は 二回現われなければなりません。一回は mes-
       sage/external-body のために、そしてもう一回はその外部参 照
       されたコンテンツのためにです。

       それぞれのコンテンツはオプションとして、完全性のチェックを
       持っているかも知れません("Content-MD5" ヘッダーの 事)。 も
       し、それがあり、`-check' オプションが指定されると、 mhn は
       そのコンテンツの完全性をチェックします。

       `-file file' オプションによって、フォルダ内のメッセージ で
       はなく、指定のファイルを処理させる事が出来ます。そのファイ
       ルは他の全ての MH メッセージ同様に、正しい形式のメッセージ
       であるべきです。メールドロップ形式であるべきではありません
       (メールドロップ形式のファイルをフォルダ内の MH メッセー ジ
       の形式に変換する方法は inc (1) を参照して下さい)。


   B>コB>ンB>テB>ンB>ツB>のB>一B>覧B>表B>示
       `-list' オプションを指定すると、mhn は指定されたメッセージ
       のコンテンツの目次を一覧表示します。 `-headers' オプション
       を つ けると、その一覧の上に一行のヘッダー行を表示します。
       `-realsize' オプションをつけると、mhn は一覧表示に先立ち、
       それぞれのコンテンツの生来の(デコードされた)形式に対して評
       価をします。これは少々の遅れを犠牲にして正確なカウントを準
       備します。


   B>コB>ンB>テB>ンB>ツB>のB>表B>示
       `-show' オプションを指定すると、mhn は指定されたメッセージ
       のコンテンツを表示します。メッセージのヘッダー は  mhlproc
       で、 フォーマット・ファイル mhl.headers を使って表示されま
       す (フォーマット・ファイルは `-form formfile' オプションで
       変更できます)。

       mhn は異なるコンテンツをどのように表示すべきかを決めるため
       に、ユーザーのプロファイルの中の情報を見ます。そこから表示
       文字列を引き出し、標準入力をそのコンテンツに設定して、その
            %l  コンテンツを表示する前に一覧表示
            %p  %l 且つ、確認のために質問をする
            %s  サブタイプ名
            %d  コンテンツの説明

       %e  または %F エスケープを含んでいる表示文字列に対しては、
       mhn は同時には多くとも一つしか実行しません。 %F エスケープ
       はそのコンテンツを含むファイル名に展開されますが、 %e エス
       ケープはシェルが関係する範囲内では何の展開もしません。

       %p エスケープが確認の質問をした時に、 INTR (通常  control-
       C)  を打つと mhn はそのコンテンツは表示しません (%p エスケ
       ープは `-nopause' オプションで抑制できます)。さらに、  mhn
       が コンテンツを表示する際に、 QUIT (通常 control-\) を打つ
       と mhn は直ちに終らせます。

       %a エスケープは "Content-Type" 行のパラメータ列に展開さ れ
       ます。また、%d エスケープは "Content-Description" 行の内容
       に展開されます。

       もし表示されるコンテンツがマルチパートの場合、

       %f と %F エスケープはそれぞれの下位のコンテンツを含んだ 複
       数のファイル名に展開されます。さらに、標準入力は端末からコ
       ンテンツへとはリダイレクトされません。

       まず、 mhn はコンテンツを表示するために使うコマンドを決 め
       るために、次の形式のエントリを探します。

            mhn-show-<type>/<subtype>

       も し見つからなかった場合は、 mhn は表示コマンドを決めるた
       めに、次の形式のエントリを探します。

            mhn-show-<type>

       もし、見つからなかった場合は、 mhn は次の二つのデフォル ト
       の値を持ちます。

            mhn-show-text/plain: %pmoreproc '%F'
            mhn-show-message/rfc822: %pshow -file '%F'

       も し、いずれも適応されなかった場合は、 mhn はそのメッセー
       ジが application/octet-stream コンテンツで "type=tar" パラ
       メータを持っていないかをチェックします。もしそうなら、 mhn
       は適切なコマンドを使います(後述)。もしそうでないなら、 mhn
       はエラーを出します。

       エントリの例は次のような感じです。

            mhn-show-audio/basic: raw2audio 2>/dev/null | play
            mhn-show-image: xv '%f'

            mhn-charset-<charset>

       これには、その文字集合を表示するための環境を作るコマンドが
       含まれているべきです。このコマンド文字列は一つの "%s" を含
       んでいるべきです。これはコンテンツを表示するためのコマンド
       が埋められます。

       エントリの例は次のような感じです。

            mhn-charset-iso-8859-1: xterm -fn '-*-*-medium-r-nor-
            mal-*-*-120-*-*-c-*-iso8859-*' -e %s

       最上位ビットを落してしまうページャー・プログラムも多いとい
       う点には注意して下さい。しかし、 less プログラムの新しいリ
       リースでは、8ビット文字集合にも

       対応しています。


















       moreproc プロファイル・エントリを less に設定すると、そ れ
       が自動的に呼び出されるでしょう。

       8ビット文字集合を扱う方法は、詳しくは less (1)

       を参照して下さい。

       最 後に、 mhn はそれぞれのメッセージを順番に処理していきま
       す。 -- カレント・メッセージを表示するために実行されたコマ
       ンドの全てが終了するまでは次のメッセージの表示は始まりませ
       ん。マルチパート・コンテンツの場合、コンテンツにはそのパー
       トを順番に表示すべきか同時に表示すべきかを示す情報が含まれ
       ています。これは特にウィンドーが一つしかない表示装置では矛
       盾 を 引 き 起 こすので、 `-serialonly' オプションを付ける
       と、mhn はそれぞれのパートを決して同時には表示しないように
       します。

       mhn は異なるコンテンツをどのように格納すべきかを決めるため
       に、ユーザーのプロファイルの中の情報を見ます。これは整形文
       字列を使うことで達成されます。整形文字列には以下のエスケー
       プを含む事が出来ます。

            %m  メッセージ番号
            %P  .パート
            %p  パート
            %s  サブタイプ

       もしコンテンツがマルチパート・コンテンツのサブパートではな
       い場合は、 %p エスケープは無視されます。もし整形文字列が文
       字 "+" で始まっている場合、これらの文字列は無視され、コ ン
       テンツはその名前のフォルダに格納されます (整形文字列が文字
       "+" だけである場合は、カレント・フォルダを意味します)。 さ
       ら に、整形文字列が文字 "-" だけである場合は、標準出力を意
       味します。

       まず、 mhn は整形文字列を決めるために、次の形式のエント リ
       を探します。

            mhn-store-<type>/<subtype>

       も し見つからなかった場合は、 mhn は整形文字列を決めるため
       に、次の形式のエントリを探します。

            mhn-store-<type>

       もし、見つからなかった場合は、 mhn はその メッ セ ー ジ が
       application/octet-stream  コンテンツで "type=tar" パラメー
       タを持っていないかをチェックします。もしそうなら、 mhn  は
       適 切 な ファ イ ル名を使います。もしコンテンツが applica-
       tion/octet-stream でなかった場合は、 mhn はそのコンテン ツ
       が message かどうかをチェックします。もしそうなら、 mhn は
       "+" を整形文字列とします。もしそうでない な ら、  mhn   は
       "%m%P.%s" を整形文字列とします。

       も し 整 形文字列が '/' で始まっている場合は、コンテンツは
       (mhn-storage で与えられたディレクトリやカレント・ディレ ク
       トリではなく) 与えられた絶対パスに格納されます。同様に、も
       し整形文字列が '|' で始まっている場合は、 mhn はそのコンテ
       ンツを究極的に格納するべきコマンドを実行します。このコマン
       ドを実行する前には、 mhn は適切なディレクトリに移る点に 注
       意 して下さい。さらに、もし整形文字列が '|' で始まっている
       場合は、 mhn は整形文字列を処理する際に、表示文字列同様 の
       %a エスケープも尊重します。

       エントリの例は次のような感じです。

            mhn-store-text: %m%P.txt
            mhn-store-audio/basic: | raw2audio -e ulaw -s 8000 -c 1 > %m%P.au

       最 後に、 `-auto' オプションが指定された場合で、そのコンテ
       ンツに、そのコンテンツがどういうファイル名に格納すべきかの
       情 報が含まれていた場合は (そしてそのファイル名が '/' で始
       まらない場合は)、上述の方式に代わって、そのコンテンツか ら
       得 られたファイル名が使われます。 `-auto' でない場合は、送
       り主が指定してきたファイル名は無視される点に注意して 下 さ
       い。


   B>外B>部B>アB>クB>セB>ス
       message/external-body  コンテンツに対しては、 mhn は以下の
       アクセス・タイプをサポートしています。

            afs
            anon-ftp
            ftp
            local-file
            mail-server

       "anon-ftp" と "ftp" アクセス・タイプに対しては、もしシステ
       ムが TCP/IP への SOCKET インターフェイスをサポートしている
       なら、 mhn は内蔵の FTP クライアント・ルーチンを使います。
       さ もなくば、 mhn は、FTP アクセスをするプログラムのパス名
       を決めるために、 mhn-access-ftp プロファイル・エントリを探
       します。例

            mhn-access-ftp: myftp.sh

       このプログラムは以下の引数と共に起動されます。

            FTP サイトのドメイン名
            ユーザー名
            パスワード
            リモート・ディレクトリ
            リモート・ファイル名
            ローカル・ファイル名
            "ascii" または "binary"

       このプログラムはファイルの回収が成功した場合にはゼロの終了
       コードをもって終了すべきです。


   B>コB>ンB>テB>ンB>ツB>のB>キB>ャB>ッB>シB>ュ
       mhn が "Content-ID:" ヘッダーを含む外部参照コンテンツに 遭
       遇 し た 時、 そ のコンテンツがキャッシュを許せば、 mhn の
       キャッシュ機能に従って、そのコンテンツは読まれ、キャッシュ
       に書き出されるかも知れません。

       mhn のキャッシュ機能は `-rcache' そして `-wcache' オプショ
       ンで制御されます。これらはそれぞれ、キャッシュの際の読まれ
       る 時と書き出される時の方針を定義します。以下の4つの方針の
       うちの一つが指定できます。 "public" は、mhn が皆がコンテン
            mhn-cache: /tmp

       と い う風にしてもいいでしょう。後者はもし絶対パスでないな
       ら、ユーザーの MH ディレクトリからの相対パスと考えら れ ま
       す。例

            mhn-private-cache: .cache

       (これがデフォルトの値です)


   B>コB>ンB>テB>ンB>ツB>をB>キB>ャB>ッB>シB>ュB>すB>る
       message/external-body   コ ン テンツで、アクセス・タイプが
       "mail-server" のものに遭遇したら、 mhn はそのコンテンツ が
       要求するメールサーバーにメッセージを送信してもいいかどうか
       を尋ねます。例

            % show 1
            Retrieve content by asking mail-server@...

            SEND file

            ? yes
            mhn: request sent

       あなたの決定がどちらであっても、 mhn はコンテンツに他の 何
       の処理も出来ません。

       し か し、 mhn がコンテンツの要求を許された場合(ユーザーが
       yes と答えた場合)、それが到着 し た 時 に、 元 々 の  mes-
       sage/external-body コンテンツにあった "Content-ID:" 行の値
       に対応する行が、送られてきたメッセージのトップレベルにある
       べきです。この時、`-cache' オプションを使って mhn に到着し
       たコンテンツをキャッシュに入れるように指示すべきでしょう。
       例

            % mhn -cache 2
            caching message 2 as file ...

       そ したら、元々の message/external-body コンテンツを再び処
       理した時には「正しい事」が起こる事でしょう。例

            % show 1
             ...


   B>コB>ンB>テB>ンB>ツB>をB>作B>成B>すB>る
       mhn プログラムはマルチメディア・メッセージを作成する際にそ
       れ を手助けする簡単なエディタとしても使えます。 whatnow プ
       ログラムから呼ばれた時には、 mhn はドラフトのボディが  mhn
       作成ファイルとして整形される事を期待します。

                                        0*(";" attribute "=" value)
                                        [ "(" comment ")" ]
                                        [ "<" id ">" ]
                                        [ "[" description "]" ]
                                        [ filename ]
                                        EOL

                                  | "#@" type "/" subtype
                                        0*(";" attribute "=" value)
                                        [ "(" comment ")" ]
                                        [ "<" id ">" ]
                                        [ "[" description "]" ]
                                        external-parameters
                                        EOL

                                  | "#forw"
                                        [ "<" id ">" ]
                                        [ "[" description "]" ]
                                        [ "+"folder ] [ 0*msg ]
                                        EOL

                                  | "#begin"
                                          [ "<" id ">" ]
                                          [ "[" description "]" ]
                                          [   "alternative"
                                            | "parallel"
                                            | something-else    ]
                                          EOL
                                        1*body
                                    "#end" EOL

               plaintext    ::=     [ "Content-Description:"
                                          description EOL EOL ]
                                        1*line
                                    [ "#" EOL ]

                                  | "#<" type "/" subtype
                                        0*(";" attribute "=" value)
                                        [ "(" comment ")" ]
                                        [ "[" description "]" ]
                                        EOL
                                        1*line
                                    [ "#" EOL ]

               line         ::=     "##" text EOL
                                    -- これは "#"text EOL と解釈される
                                  | text EOL

       基本的に、ボディは一つまたはそれ以上のコンテンツを含んでい
       ます。コンテンツは行の最初の文字が "#" になっている事で 区
       別 される指令文、またはプレーン・テキスト領域(一行またはそ
       れ以上のテキスト)から成り立ちます。一つの指令文が複数の 行
       タイプを名付ける「タイプ指令文」、同じく、コンテンツのタイ
       プとサブタイプを名付ける「外部タイプ指令文」、メッセージの
       ダイジェストを転送するために使われる「forw 指令文」、そ し
       て、マルチパート・コンテンツを作る「begin 指令文」です。

       タイプ指令文には、タイプとサブタイプの指定が必須です。また
       文字 ";" で区切って、パラメータを書く事も出来ます。これ は
       送られるメッセージの "Content-Type" 行のパラメータとなりま
       す。また、そのコンテンツが生来の(デコードされた)形式で保存
       されているファイル名を指定する事も出来ます (もしファイル名
       が文字 "|" で始まっている場合は、コマンドの出力からコン テ
       ン ツ が 得られます)。もしファイル名が指定されてなかった場
       合、 mhn は異なるコンテンツをどのように作成すべきかを決 め
       るために、ユーザーのプロファイルの中の情報を見ます。そこか
       ら作成文字列を引き出し、標準入力をそのコンテンツに設 定 し
       て、 その作成文字列を /bin/sh で実行する事で達成されます。
       作成文字列には以下のエスケープを含む事が出来ます。

            %a  付加的な引数
            %f  コンテンツが含まれているファイル名
            %F  %f 且つ、標準出力はリダイレクトされない
            %s  サブタイプ名

       まず、 mhn はコンテンツを作成するために使うコマンドを決 め
       るために、次の形式のエントリを探します。

            mhn-compose-<type>/<subtype>

       も し見つからなかった場合は、 mhn は作成コマンドを決めるた
       めに、次の形式のエントリを探します。

            mhn-compose-<type>

       もし見つからなかった場合は、 mhn はエラーを出します。

       エントリの例は次のような感じです。

            mhn-compose-audio/basic: record | raw2audio -F

       このようなコマンドはユーザーがログインしている表示環境等に
       依って変わるでしょうから、異なるコンテンツに対する作成文字
       列の情報はユーザーのプロファイルに直接書く代わりに環境変数
       $MHN で指定されたファイルに書くべきでしょう。

       得られたコンテンツは必要なら base64 形式などでエンコードさ
       れ、送り出されるメッセージのボディ部分に含められます。

       外部タイプ指令文はそのコンテンツ自身を含めるのではなく、そ
       のコンテンツへの参照を用意します。送り出されるメッセージで
       は message/external-body 形式になります。つまり、タイプ 指
       令文で使ったようなファイル名を指定するのではなく、外部参照
       のパラメータを使います。これらは通常のパラメータと区別する
                directory="mrose/mh-mime"; \
                site="ftp.ics.uci.edu"

       "[]"  を指定することで、空の説明文が指定され、外部参照のパ
       ラメータの始まりが認識されます。これらのパラメータは以下の
       ような形式をしています。

            access-type=  通常 anon-ftp または mail-server
            name=         ファイル名
            permission=   read または read-write
            site=         ホスト名
            directory=    ディレクトリ名 (無くても良い)
            mode=         通常 ascii または image (無くても良い)
            size=         バイト数
            server=       メールアドレス
            subject=      送られる Subject
            body=         メールサーバーに送られるコマンド


       forw  指令文にはフォルダ名と転送されるメッセージを指定する
       事も出来ます。もしフォルダが指定されなかった場合のデフォル
       ト は カレント・フォルダです。同様にメッセージが指定されな
       かった場合のデフォルトはカレント・メッセージです。送り出さ
       れるメッセージでは message/rfc822 形式になります。従って、
       forw 指令文はメッセージの取り込みに RFC-934 ルールで は な
       く、MIME ルールを使うという点を除けば、forw (1) コマンドに
       似ています。 `-rfc934mode' オプションを 使 う と、mhn   は
       RFC-934 ルールを使って、メッセージの取り込みをします。この
       オプションを指定しておくと、 RFC-934 を満たすユーザー・ エ
       ー ジェ ン ト は 受 けとったメッセージを分割する事が出来ま
       す。 -- 取り込まれたメッセージがさらに取り込まれたメッセー
       ジを含まないようにします。この方法の欠点は、取り込まれたそ
       れぞれのメッセージ・ボディの最後に余分な改行が追加されてし
       まう点です。

       begin 指令文には、 begin と end の組の間に少なくとも一つの
       コンテンツが指定されてなければなりません。

       これら全ての指令文にはコンテンツの短い説明文を文字 "["  と
       文 字 "]" の間に含める事が出来ます。これは送り出されるメッ
       セージでは "Content-Description" 行に入ります。 ま た、 デ
       フォ ル ト では、 mhn はそれぞれの指令文に対して、一意的な
       "Content-ID:" 行を生成します。しかし、ユーザーは文 字  "<"
       と ">" を使って、 ID を自ら定義する事が出来ます。








            #audio/basic [Flint phone]  \
                |raw2audio -F < /home/mrose/lib/multi-media/flint.au
            #image/gif   [MTR's photo] \
                                /home/mrose/lib/multi-media/mrose.gif

       後の例のために、このメッセージ・フォーム・ファイルを  mhn-
       comps と呼ぶ事にします。

       既に述べたように、ドラフトには指令文に加えて、プレーン・テ
       キスト領域を置く事が出来ます。プレーン・テキスト領域は次の
       指令文が現われるまで、またはドラフトの最後までの部分が集め
       られ、テキスト・コンテンツを形成します。プレーン・テキスト
       領域で行頭に文字 "#" を含めたい場合はそれを2つ続けます。例

            ## この行は送出されると、行の最初は一つの # だけに な
            る。

       も し、 プレーン・テキスト領域を指令文より前に終らせたい場
       合、例えば、二つのプレーン・テキスト・コンテンツを連続させ
       た い場合は、単に一つの "#" 文字だけを含む行を挿入します。
       例

            これは最初のコンテンツです。
            #
            そしてこれは二番目です。

       最後に、プレーン・テキスト領域が次の形式の行で始まっている
       場合、

            Content-Description: text

       これがそのプレーン・テキスト・コンテンツの説明文として使わ
       れます。注意: この行はテキストを始める前に空行と共に使わな
       ければなりません。

       デフォルトでは、プレーン・テキスト領域は text/plain コンテ
       ンツとして使われます。これはプレーン・テキスト領域を  "#<"
       とタイプ指定で始める事で、変更可能です。例

            #<text/richtext
            このコンテンツは text/richtext になります。
            #
            このコンテンツは text/plain になります。

       もし "#<" 指定を使う場合は、コンテンツの説明文はこのタイプ
       指定と同じ行に書かなければならない点に注意して下さい。

       mhn はプレーン・テキスト領域については、それがテキスト・コ
       ンテンツなら、そこで使われている文字コードを調べます。そし
       て、ASCII 文字のみで構 成 さ れ て い る な ら 自 動 的 に
       charset="us-ascii" パラメータをつけます。また、8ビット・テ
       キストである場合は、環境変数 $MM_CHARSET が調べられ、そ こ
       を簡単に元に戻す事が出来ます。

       `-check' オプションを指定すると、 mhn はそれぞれのコンテン
       ツの完全性をチェックします。つまり、そのチェッ ク 結 果 を
       "Content-MD5" 行に書き出します。


   B>自B>動B>作B>成
       MH では .mh_profile に以下の行を追加しない限り、自動的には
       mhn は呼び出さない事に注意して下さい。

            automhnproc: mhn

       これをしない時は、ドラフトを送る前に明示的に以下のコマンド
       を使わなければなりません。

            What now? edit mhn


       こ れをする事を忘れないようにするために、MH を調整する事が
       出来ます。プロファイルに以下の行がある事を想定してみて下さ
       い。

            mcomp:          -editor mprompter -form mhncomps
            mprompter:      -noprepend -norapid
            mprompter-next: mhn

       こ こ で、mcompcomp (1) へのリンクで、 mprompterprompter (1) へのリンクです。この時、上述のメッ セ ー ジ・
       フォーム・ファイル mhncomps を使ってメッセージを送る手順は
       以下の通りです。

            % mcomp
            To: user@host
            cc:
            Subject: multi-media message
            --------
            #audio/basic [Flint phone]  \
                |raw2audio -F < /home/mrose/lib/multi-media/flint.au
            #image/gif   [MTR's photo] \
                                /home/mrose/lib/multi-media/mrose.gif

            --------Enter additional text

            B>こB>のB>メB>ッB>セB>ーB>ジB>は3B>つB>のB>コB>ンB>テB>ンB>ツB>をB>含B>んB>でB>いB>まB>すB>。
            <CTRL-D>
            --------

            What now? edit (これは mhn を呼び出します)

            What now? send

       あなたの期待するように動くでしょう。


   B>フB>ァB>イB>ルB>をB>メB>ーB>ルB>でB>送B>る
       あなたがファイルの束を誰かに送ろうと思ったら、シェルスクリ
       プト viamail を走らせる事が出来ます。これは tarmail コマン
       ドに似たものです。

            /usr/local/lib/mh/viamail     mailpath      "subject"
            files ...

       viamail  は指定されたファイルやディレクトリを tar (1) でま
       とめた後、圧縮し、`subject' と共に `mailpath' へと送 り ま
       す。 こ の圧縮ファイルはその大きさによって、自動的に複数の
       メッセージへと分割されます。

       viamail がそれぞれの分割メッセージを送った後、しばらく待っ
       て か ら 次 を 送っ て欲しいと思うかも知れません。これは通
       常、sendmail を走らせていて、多数の分割メッセージが作ら れ
       る よ う な 時 でしょう。もし viamail への最初の引数がダッ
       シュ(`-')で始まっている場合、これはそれぞれの送出の間に 待
       つべき秒数を表わします。例

            /usr/local/lib/mh/viamail   -300  mailpath  "subject"
            files ...

       これは各送出の間、5分ずつ待ちます。

       これらのメッセージを受け取ったら、まず mhn でメッセージ の
       一 覧を見て、その後、`-store' オプション付きで実行してみま
       しょう。 mhn プログラムはアーカイヴを含むただ一つのメッ セ
       ージを格納します。その後、`-show' するとその中身を見る事が
       出来ます。それから、`-store' でそのアーカイヴをファイル に
       落す事が出来ます。例

            % mhn -list all
             msg part  type/subtype             size description
               1       message/partial           47K part 1 of 4
               2       message/partial           47K part 2 of 4
               3       message/partial           47K part 3 of 4
               4       message/partial           18K part 4 of 4
            % mhn -store all
            % mhn -list -verbose last
             msg part  type/subtype             size description
               5       application/octet-stream 118K
                         (extract with uncompress | tar xvpf -)
                         type=tar
                         x-conversions=compress
            % mhn -show last
             msg part  type/subtype             size description
               5       application/octet-stream 118K
            -- メッセージのヘッダー部分とそれに続いて tar の一覧表示がされる。
               4       message/partial           18K part 4 of 4
            % mhn -store all
            % mhn -list -verbose last
             msg part  type/subtype             size description
               5       application/octet-stream 118K
                         (extract with uncompress | tar xvpf -)
                         type=tar
                         x-conversions=compress
            % mhn -show last
             msg part  type/subtype             size description
               5       application/octet-stream 118K
            -- メッセージのヘッダー部分とそれに続いて tar の一覧表示がされる。
            % mhn -store -auto last
            -- tar が自動的にファイルの一覧を表示しながら展開もする。

       二番目の例では、自動的に tar でファイルが展開されます。 慎
       重なユーザーは決して `-auto' を .mh_profile ファイルには書
       かないでしょう。正しい手順はまず `-show' でどんなファイ ル
       が展開されるのかを確かめる事です。それから mhn を `-store'
       と `-auto' を付けて起動し、展開をします。


   B>ユB>ーB>ザB>ーB>環B>境
       mhn がどう処理すべきかは表示環境等に依って変わるでしょうか
       ら、  mhn は環境変数 $MHN を見ます。これが設定されている場
       合、これは付加的なユーザー・プロファイルの名前を指定 し ま
       す。つまり、ユーザーがある表示装置にログインした時、この環
       境変数には、その表示装置に適した設定が書いてあるファイルを
       参照するような値を設定すべきでしょう。通常、以下の形式のエ
       ントリだけが必要だと思われます。

            mhn-show-<type>/<subtype>
            mhn-show-<type>

       最後に、 mhn はもう一つの付加的なユーザー・プロファイル を
       参照しようとします。 e.g.,

            /usr/local/lib/mh/mhn_defaults

       これは MH のインストールの際に自動的に作られます。


FILES

       $HOME/.mh_profile                   ユーザーのプロファイル
       $MHN                                付加的なプロファイル・エントリ
       /usr/local/lib/mh/mhn_defaults      システム・デフォルトのプロファイル・エントリ
       /usr/local/lib/mh/mhl.headers       ヘッダーのテンプレート


PROFILE COMPONENTS

       Path:                ユーザーの MH ディレクトリを決める
       Current-Folder:      デフォルトのカレント・フォルダを示す
       mhlproc:             メッセージ・ヘッダーを表示するデフォルトのプログラム
       mhn-access-ftp:      FTP でコンテンツを回収するプログラム
       (RFC-2047),
       Proposed Standard for Message Encapsulation (RFC-934).


DEFAULTS

       `+folder'            デフォルトはカレント・フォルダ
       `msgs'               デフォルトは cur
       `-noauto'
       `-nocache'
       `-nocheck'
       `-noebcdicsafe'
       `-form mhl.headers'
       `-headers'
       `-pause'
       `-rcache ask'
       `-realsize'
       `-rfc934mode'
       `-noserialonly'
       `-show'
       `-noverbose'
       `-wcache ask'
       `-nojunet'
       `-no8bit'


CONTEXT

       フォルダが指定されると、それがカレント・フォルダにな り ま
       す。最後に選択されたメッセージがカレント・メッセージになり
       ます。


BUGS

       マルチパート・コンテンツの中に分割メッセージが含まれている
       場 合 は、 `-store' オプションでうまく集めることが出来ませ
       ん。



[mh.6]                        MH.6.8                       MHN(1)

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