folder(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル

folder

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folder




SYNOPSIS

       folder  [+folder]  [msg]  [-all]   [-create]   [-nocreate]
            [-print]   [-fast]  [-nofast]  [-header]  [-noheader]
            [-recurse] [-norecurse] [-total]  [-nototal]  [-list]
            [-nolist] [-push] [-pop] [-pack] [-nopack] [-verbose]
            [-noverbose] [-help]

     folders


DESCRIPTION

       MH 環境はシェルなので、カレント・フォルダの形跡は日に日 に
       失われやすいものです。 folder は `-print' オプションと共に
       実行されると(デフォルト)、カレント・フォルダ、その中にある
       メッ セ ー ジ数、メッセージの範囲(最小-最大)、そして、その
       フォルダのカレントメッセージを表示し、特別なファイルが存在
       する場合にはそれを知らせます。例えば次のような感じです。

       inbox+            has  16 messages (  3- 22); cur=  5.

       も し、`+folder' と `msg' の両方、あるいは片方が指定される
       と、それらはそれぞれカレント・フォルダ、カレント・メッセー
       ジ になります。対応させて言うなら、 `+folder' 引数が指定さ
       れた場合は、シェルでいう "cd" の処理に相当 し、  `+folder'
       引 数 が 指 定されない場合は、大雑把に言うと、シェルでいう
       "pwd" の処理に相当する訳です。

       指定の(あるいはデフォルトの)フォルダが存在しない場合 の デ
       フォルトの処理は、ユーザーにそのフォルダを作るべきかどうか
       を尋ねる事です。もし、標準入力が端末でない場合、この質問へ
       は "yes" が答えられたと見なされます。

       `-create' オプションが指定されると、 folder は何も聞かずに
       新しいフォルダを作ります (これは後で使う空フォルダを作る簡
       単 な 方 法 です)。 `-nocreate' オプションが指定されると、
       folder は存在しないフォルダは作らずに終了します。

   B>複B>数B>のB>フB>ォB>ルI</I>ダ
       `-all' を指定すると、ユーザーの MH ディレクトリ内のトッ プ
       レベルのフォルダそれぞれについて、アルファベット順に並べた
       摘要の行が作られます (もし folder が "s" で終わる名前で 呼
       ばれた場合 (例えば folders )には、`-all' が想定されます)。
       もし、`-recurse' を `-all' と共に指定すると、全てのサ ブ・
       フォルダに対しても表示されます。これらのフォルダは全て、ユ
       ーザーの MH コンテクストに "atr-cur-" エントリがあり (つま
       り、 中のメッセージに MH でアクセスした事がある)、そのユー
       ザーに書き込み権限が無いフォルダが先に表示されます。 例 え
       ば、次の通りです。

       Folder               # of messages ( range )  cur msg (other files)
       /fsd/rs/m/tacc    has  35 messages (  1- 35); cur= 23.
       /rnd/phyl/Mail/EP has  82 messages (  1-108); cur= 82.
       トリにアクセス出来る権限(モード等)は必要です。

       inbox の後の "+" はこれがカレント・フォルダである事を示 し
       ます。 "(others)" はフォルダ `ucom' にメッセージでないファ
       イル(またはディレクトリ)が存在する事を示します。これらはサ
       ブ・フォルダかも知れないし、 MH のファイル名称体系に合わな
       い(数字でない)名前のファイルかも知れません。

       `-all' または `-header' オプションが指定されると、見出し行
       が 出 力 さ れ ま す。 これは `-noheader' で抑制できます。
       `-total' オプションは、摘要行だけを作ります。

       `-fast' が指定されると、フォルダ名だけが表示されます (これ
       はフォルダを読む必要がないので、より速いです)。

       `+folder'   が  `-all'   オ プションと共に指定された場合、
       folder はカレント・フォルダを設定する事に加えて、 カ レ ン
       ト・ フォルダのトップレベルのフォルダを表示します (`-nore-
       curse' の場合)。あるいは、カレント・フォルダの下にある全て
       の サ ブ・フォルダを表示します (`-recurse' の場合)。この場
       合、もし、`msg' も指定された場合、それは `+folder' のカ レ
       ント・メッセージになります。

       `-recurse'  オプションはそれぞれのフォルダを再帰的に表示し
       ます。このオプションを使うと、それぞれのフォルダについて、
       サ ブ・フォルダを探さなければならなので、 `-fast' オプショ
       ンによるスピードアップは望めません。しかし、表示内容の面か
       ら見れば、これらのオプションを組み合わせるのは有用です。


   B>メB>ッB>セB>ーB>ジB>番B>号B>のB>抜B>けB>をB>取B>りB>除B>く
       `-pack' オプションは、指定のフォルダ内のメッセージ番号の抜
       けを取り除き、番号を1から付け直します。 `-verbose'   オ プ
       ションをつけると、 folder はフォルダ内のメッセージ番号変更
       の際、実行中の動作を逐一報告します。


   B>フB>ォB>ルI</I>ダB>・B>スB>タB>ッB>ク
       `-push' オプションを付けると、 folder はカレント・フォルダ
       を フォ ル ダ・スタックの上に積み、 `+folder' 引数をカレン
       ト・フォルダにします。もし、`+folder' が指定されてない場合
       は、カレント・フォルダとフォルダ・スタックの一番上を交換し
       ます。これは CShell に於ける "pushd" 処理に相当します。

       `-pop' オプションを付けると、 folder はフォルダ・スタッ ク
       の 一 番上を取り除き、その値をカレント・フォルダにします。
       `+folder' 引数は許されません。これは  CShell   に 於 け る
       "popd" 処理に相当します。 `-push' オプションと `-pop' オプ
       ションは相互排他的であり、二つのうち最後に現れたものが、そ
       の前に現れたものを打ち消します。これら二つのオプションは、
       デフォルトで `-list' が指定されます。

       Folder-Protect:      新しいフォルダを作る際にセットされるモード
       Folder-Stack:        フォルダ・スタックを決める


SEE ALSO

       refile(1), mhpath(1)


DEFAULTS

       `+folder'            デフォルトはカレント・フォルダ
       `msg'                デフォルトは無し。
       `-nofast'
       `-noheader'
       `-nototal'
       `-nopack'
       `-norecurse'
       `-noverbose'
       `-print'             `-list'、`-push'、または `-pop' が指定された場合
       `-list'              `-push' または `-pop' が指定された場合


CONTEXT

       もし `+folder' と `msg' の片方または両方が指定された場合、
       それらはそれぞれカレント・フォルダ、カレント・メッセージに
       なります。


HISTORY

       以前のバージョンの MH では、 `-fast' オプションを付けた 場
       合には、カレント・フォルダは変更されませんでした。しかし現
       在はそうではありません。`+folder' が与えられると、  folder
       は常にカレント・フォルダをそれに変えます。


BUGS

       `-all' を付けると、`-header' と `-total' になります。

       `-create'  または `-nocreate' が指定されると、もはや、その
       後のオプションで、 (存在しないフォルダに関してはユーザーに
       聞くという)デフォルトの動作に戻す方法がありません。

       数字だけから成るような(メッセージと見なせるような)名前のサ
       ブフォルダ等があると、 `-pack' 時に、システムに依って、 そ
       のフォルダの名前まで番号が変わるか、意味のないエラーメッセ
       ージと共にコマンド実行が失敗します。



[mh.6]                        MH.6.8                    FOLDER(1)

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